<一液ウレタンの保存方法> 塗料は永久ではなく、賞味期限があります。塗料は基本的に半年から1年で使えなくなります。場合によっては、購入してから1ヶ月程で硬化してしてしまうことがあるそうです。蓋を開封した後は、ビンの中の空気と反応し硬化し始めますので、早めに使い切ることをお勧めします。 コツその1:温度差の少ない場所に保管する。 温度差があるところではビンや缶の内側に水滴ができ (冷えたコーラを常温に置くと水滴が付きます。その現象の逆) 、その水滴に塗料が反応して硬化してしまいます。冷蔵庫などでの保存は要注意です。 コツその2:塗料の表面に薄く、薄め液を張って保存する。 使用すればするほど、ウレタン液と蓋の間の空気が多くなっていきますが、この隙間が多いと、空気と反応してしまいやすくなり、硬化が早まってしまいます。隙間が空くようになったら、うすめ液で薄く表面膜を張って、空気との接点を少なくしておくとよいでしょう。使用する時に攪拌してお使いください。 コツその3:空気に触れる時間を少しでも短くする。 使用の際は、スピーディーに開け閉めすることでずいぶん違います。 コツその4:容器の口は常に綺麗に。 塗料注ぎ口もしくは中蓋に塗料がこびり付いていると、しっかりフタが絞まらず、そこから空気が入り込み、硬化を早めてしまいます。ビンの口はときどきカッターで削り取るなど、密封出来るようにしましょう。 コツその5:専用のうすめ液を使う。 量販店などで販売されているラッカー用うすめ液は、ウレタン塗料に使ってはいけません(間違いなく硬化してしまいます)。逆に、1液ウレタン用うすめ液をラッカー塗料に使用しても、あまり問題は発生しません。これはそれぞれのうすめ液がまったく異なる性質であるためですが、塗料の能力を最大限に活かすという意味からも、1液ウレタン塗料にはやはり専用のうすめ液を使うべきです。 コツその6:ディッピング後の塗料はどうしてる? ディッピングした後の垂れた塗料をビンの中に戻すと、硬化が早まりますので ディッピング後の垂れている塗料はビンの中に戻さないでください。 清水の舞台から飛び降りる気持ちで処分してください。^_^; >>各塗料とうすめ液の相性一覧はこちら 以上知って得する、マメ知識でした。